

離れて暮らす御孫さん、ご近所の皆さん、ご主人の趣味の仲間・・・。M様宅には来客が絶えません。
住み慣れた築八十年の建て替えを決意されたMさまご夫妻。「長年愛用してきた囲炉裏を使い続けたい」これが家つくりの大きなテーマでした。
M様ご夫妻にとって、二人の普段の静かで落ち着いた生活と、時に家族や心許せる大勢の仲間との語らいの二面性、こんな生活が理想的なのかもしれません。
M様邸はそんな第二の人生を過す、夢の「終(つい)の棲家(すみか)」なのです。
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おもてなしの主役は、大きな二つの囲炉裏です。高気密のオール電化の家で、直火の囲炉裏。実は、高い性能を保ちながら、二酸化炭素を出す直火を燃やすことは大きな問題でした。その課題を、業務用の大型フードを二基設置することで解決し、M様ご夫妻の夢が実現できました。
「囲炉裏を囲んで過すのって、やっぱり良いもの。この囲炉裏をずっと使い続けたかったのですよ」と、ご主人は満足げです。
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インテリアデザインの基本コンセプトは「古民家」。家の中心の囲炉裏のある吹き抜け大空間は、黒の梁をあらわしにし、壁を白くするコントラストで、見事な空間を作り出しています。
リビングの壁の一面に塗られた、柿渋色が、とかく冷たく、単調になりがちな空間に、温かみのある、ほどよいアクセントを与えています。
その他の空間は、スタイリッシュモダン。古民家との調和を保ちながら、絶妙なハーモニーをかもし出しています。
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インテリアのデザインを決める大きな要素は、小さなディテールの積み重ねなのです。
例えばドアノブ。
毎日の生活の中で何度となく触れるモノ。こうした物にとことん意思をこめてこだわってみると、毎日の暮らしがとても心豊かになってきます。
暮らしの達人M様ご夫妻は、ドアノブ一つにも思いをこめられ、故郷の伝統工芸である南部鉄器を使われました。
その他、自然木の暖かさを、そのまま活かされたシンプルな飾り棚、建具にはめ込まれた、クリアーガラスのステンドグラス・・。
どれもこれもM様ご夫妻の並々ならぬセンスが感じられる、素敵なインテリアが出来上がりました。
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M様邸の家造りを振り返ると、如何に家造りのテーマ設定が大事か痛感されます。
どのような家を建てたいかの明確なイメージを持ち、その実現に最大の努力を惜しまない。
この建築例はそんな家造りの基本的ですが最も大事な問題の見事な解決例です。




















