築30年以上の家、リフォームと建て替えでどっちが得? 〜費用・補助金・将来性から考える“後悔しない選択”〜

公開日:2025/07/16(水) 更新日:2025/07/18(金) 家づくりのこと

【目次】

1. はじめに|「そろそろ直さなきゃ」と思ったあなたへ

2. リフォームと建て替え、何がどう違う?

3. 築30年以上の家に潜む“リスク”とは?

4. 費用比較:実際いくらかかるの?

5. 補助金で得するのはどっち?

6. 長い目で見た「コスパ」と「安心感」

7. まとめ|“得か損か”だけじゃない、本当に大切なこと


1. はじめに|「そろそろ直さなきゃ」と思ったあなたへ

築30年、屋根が色あせてきた。
お風呂も寒くて、床もギシギシ…。
「さすがに直さないと」と思いつつ、悩むのが、
リフォームか、建て替えかという選択。

・費用はどれくらい違うの?
・補助金って使えるの?
・長く安心して住めるのはどっち?

この記事では、築30年以上の家に住む方が「どっちが得か?」を判断するための具体的な視点をご紹介します。


2. リフォームと建て替え、何がどう違う?

まずはそれぞれの違いを簡単に整理しましょう。

項目 リフォーム 建て替え
内容 部分的な修繕・改修 古い家を解体して新しく建て直す
工期 約1週間〜2ヶ月(規模による) 約4ヶ月〜6ヶ月
住みながら施工 可能な場合が多い 不可(仮住まいが必要)
自由度 現在の構造に制限される 自由に間取りや性能を設計可能
費用 数十万〜1000万円程度(改修範囲による) 約1500万〜2500万円(30坪の一般的な住宅)

リフォームは予算を抑えやすく、住みながら対応できるのが魅力。
建て替えは高額になりますが、最新性能の住宅に“ゼロから”住めるという大きなメリットがあります。


3. 築30年以上の家に潜む“リスク”とは?

築30年という年数は、住まいにとって一つの“転機”です。以下のようなリスクが増えてきます。

  • 構造体の劣化(柱・土台の腐食、シロアリ被害)

  • 旧耐震基準(1981年以前の設計)で地震に弱い可能性

  • 断熱性能の低さ(夏は暑く、冬は寒い)

  • 水まわり配管の老朽化(漏水の原因に)

表面をきれいにしても、“中身”に問題がある場合、リフォームでは限界があります。
このようなリスクは、建て替えで一新する方が安心感が大きいという考え方もあります。


4. 費用比較:実際いくらかかるの?

◆リフォームの費用例(築30年・木造住宅)

  • キッチン・浴室・トイレ改修:約300万円〜600万円

  • 外壁・屋根修繕:約150万円〜300万円

  • 耐震補強:約100万円〜250万円

  • 床や断熱の施工:約150万円〜300万円
    ▶ 合計:600万円〜1000万円前後

◆建て替えの費用例(30坪)

  • 解体工事:約100万円〜200万円

  • 新築本体工事:約2000万円〜2500万円

  • 仮住まい・引っ越し費:約50万円〜100万円
    ▶ 合計:2200万円〜2800万円前後

一見すると建て替えの方が割高に見えますが、老朽部分が多い家では、リフォームでも想像以上に費用がかかることがあります


5. 補助金で得するのはどっち?

意外と知られていないのが、リフォームも建て替えも補助金が使えること。以下に主な制度を紹介します(※2025年時点)。

【リフォーム向け】

  • 先進的窓リノベ事業:最大200万円補助(断熱リフォーム)

  • 給湯省エネ事業:最大20万円補助(エコキュート導入)

  • 長期優良住宅化リフォーム:最大100万円補助

【建て替え向け】

  • GX志向型補助金:最大160万円(省エネ基準に適合した家)

  • 地方自治体の独自支援(例:解体費補助、住宅取得助成)

建て替えは省エネ住宅に適合すれば、税制優遇や住宅ローン控除も受けやすくなります。

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6. 長い目で見た「コスパ」と「安心感」

金額だけを比べると、リフォームの方が安く見えます。
しかし、10年後・20年後の暮らし方やランニングコストも重要な判断材料です。

比較項目 リフォーム 建て替え
光熱費 断熱性が低い → 高くなりがち 高性能住宅なら安く抑えられる
維持費 修繕が続く可能性あり 長期間ほぼ不要
資産価値 評価は上がらない 資産価値アップにつながる

長く住むつもりであれば、建て替えの方が「コスパが良い」と感じる人も多いのです。


7. まとめ|“得か損か”だけじゃない、本当に大切なこと

ここまで読んで、「どっちが本当に得なんだろう?」と思われたかもしれません。
ですが、本当に大事なのは、「数字」ではなく、これからの暮らし方や人生設計に合っているかという視点です。

☑ この家にあと何年住むのか?
☑ 安心・快適に暮らせる性能はあるか?
☑ 子や孫に残す資産として価値があるか?

“今の家を直す”のか、“これからの家をつくる”のか。
その選択が、未来の安心と心地よさを左右します。


▽ 今、決断に迷っているあなたへ

どちらを選ぶにせよ、まずはプロによる住宅診断を受けることをおすすめします。
構造の状態や建築の制限、将来的な維持費などを正しく知ることで、自分に合った判断ができるようになります。

無料相談・診断をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
あなたの暮らしの「これから」に、ぴったりの答えを一緒に探していきましょう。

 

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