木造×デザイン:温もりと先進性を両立したオフィス空間事例【岩手編】
目次
- 木造オフィスが今、注目される理由
- 木造×デザインで実現する“働きたくなる”空間
- 岩手で広がる木造オフィスの実例
- 木造オフィスの設計ポイントと注意点
- 木造オフィスは企業ブランディングにも有効
- まとめ:岩手での木造オフィスは選ばれる時代へ
1. 木造オフィスが今、注目される理由
近年、企業のオフィスづくりにおいて「木造」が再び脚光を浴びています。その理由は、コスト面のメリットだけでなく、環境負荷の低減や働きやすさの向上といった視点が重要視されてきたからです。
木造は「鉄筋コンクリート造(RC造)」や「鉄骨造(S造)」に比べて建設コストが抑えやすい上に、調湿性(湿度を調整する性質)や断熱性(外気の影響を受けにくい性質)に優れており、快適な職場環境を作りやすいという特徴があります。
さらに、木は再生可能な資源であり、二酸化炭素を吸収する役割もあるため、脱炭素(カーボンニュートラル)社会の実現に貢献する建材としても注目されています。
2. 木造×デザインで実現する“働きたくなる”空間
「木造=古い」「和風すぎる」というイメージは、もはや過去のものです。現在は、木の質感や温もりを活かしながらも、現代的で洗練されたデザインを取り入れたオフィスが増えています。
例えば、以下のようなデザインが人気です
- 無垢材(自然のままの木材)を使った床や天井
- 吹き抜け構造による開放感のある空間
- ガラスや鉄と木の異素材ミックスによるモダンな印象
- 植物や自然光を取り入れた設計
木は視覚的にも心理的にも「癒し」や「安心感」を与えるため、従業員のストレス軽減や集中力向上につながるとも言われています。
3. 岩手で広がる木造オフィスの実例
岩手県は、森林率が約77%を占める自然豊かな地域です。県内では、地元産のスギやカラマツなどを活用した木造の事務所建築が少しずつ広がりを見せています。
【事例1】盛岡市の調剤薬局 ▶施工例はこちらから
【事例2】矢巾町の事務所 ▶施工例はこちらから
4. 木造オフィスの設計ポイントと注意点
木造オフィスを計画する際には、以下の点に注意が必要です。
■ 耐火・防火性能の確認
木造でも、防火対策がしっかりしていれば中規模の事務所も建築可能です。建築基準法に基づき、防火地域や用途に応じた仕様を設計段階で確認しましょう。
■ 耐震設計の工夫
岩手は地震リスクがある地域でもあるため、構造計算や耐震補強が非常に重要です。木造でも構造用合板や制震ダンパーなどを用いることで、耐震性を高めることができます。
■ 断熱・気密性能の確保
快適な職場環境を保つには、断熱材や高性能な窓の採用が不可欠です。特に岩手のような寒冷地では、室内の熱を逃さない工夫が求められます。
5. 木造オフィスは企業ブランディングにも有効
「木造であること」は単なる建物の構造を超えて、企業の価値を高める要素にもなります。たとえば:
- 環境への配慮を対外的にアピールできる
- 地域資源を活用する姿勢が地域貢献として評価される
- 従業員満足度の向上により、採用活動にもプラスになる
特に岩手のように自然資源が豊富な地域では、「地域と共生する企業」としてのブランディングがしやすく、他社との差別化にもつながります。
6. まとめ:岩手での木造オフィスは選ばれる時代へ
木造×デザインの事務所建築は、岩手においても着実に広がりを見せています。
自然素材のぬくもりを感じながら、機能性・デザイン性を両立できる木造オフィスは、これからの時代にふさわしい職場のかたちと言えるでしょう。
岩手で事務所建築を検討している経営者の方は、「木造」という選択肢に今一度注目してみてはいかがでしょうか。
地域資源の活用、働く人への配慮、企業価値の向上。すべてを満たす可能性が、木造にはあります。
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