岩手でウッドデッキが長持ちしない理由とは?失敗しない素材選びと施工のポイント
近年、岩手県でも「ウッドデッキを設置したい」という新築住宅のオーナーが増えています。自宅にいながら自然を感じられる空間や、子どもが安心して遊べる場所、休日に外でくつろげるスペース、ウッドデッキは、そんな多様なライフスタイルのニーズに応えてくれる存在です。
しかし、岩手は冬の寒さや積雪が厳しい地域。気候を無視したウッドデッキ選びや施工をすると、「すぐに腐ってしまった」「滑って危ない」「メンテナンスが大変だった」といったトラブルに見舞われることもあります。
今回は、岩手の気候をふまえたウッドデッキ素材の選び方と、長持ちさせるための施工ポイントをわかりやすく解説します。
目次
1.岩手の気候とウッドデッキの関係性
岩手県は日本有数の寒冷地で、冬には氷点下になる日が多く、内陸部では積雪も多くなります。一方で、春から秋にかけては気温・湿度ともに上昇し、四季の変化が大きいのが特徴です。
このような気候でウッドデッキを設置する際には、以下の点に配慮する必要があります。
・耐水性・耐腐朽性があるか
・凍結や膨張・収縮に耐えられるか
・積雪に耐えられる構造か
・カビやコケの発生を防げる設計か
選ぶ素材と施工方法によって、ウッドデッキの寿命と快適さは大きく左右されます。
2.岩手の気候に適したウッドデッキの素材とは
●2-1.樹脂(人工)木材|メンテナンスが少なく済む万能タイプ
樹脂木材(人工木)は、木粉とプラスチックを混ぜて作られた素材で、耐久性と見た目を両立した現代的なウッドデッキ材です。
メリット
・腐りにくく、虫害の心配もない
・メンテナンスが楽
・カビやコケがつきにくい
デメリット
・真夏は表面が熱くなることがある
・天然木の風合いにやや欠ける
岩手のように湿気や積雪の多い地域では、特におすすめできる素材です。
●2-2. ハードウッド(高耐久天然木)|自然派志向にぴったり
ハードウッドは、イペ、ウリン、セランガンバツなどの高密度な広葉樹で、非常に丈夫です。
メリット
・高級感のある質感
・非常に丈夫で腐りにくい
・塗装しなくても使える場合が多い
デメリット
・初期コストが高い
・加工が難しく、DIYには不向き
・自然との調和や、長期的な耐久性を重視する方におすすめです。
●2-3. ソフトウッド(安価な天然木)|費用を抑えたいなら
ソフトウッドは、杉、レッドシダー、パインなど比較的柔らかい木材で、ホームセンターなどでも手に入れやすい素材です。
メリット
・材料費が安く、DIYしやすい
・ナチュラルな見た目
デメリット
・腐りやすく、塗装などのメンテナンスが必須
・寿命は5〜10年ほどと短め
定期的な手入れを楽しめる方には向いていますが、岩手のような気候では十分な対策が必要です。
3. 長持ちさせるための施工方法とポイント
●3-1. 地面との距離を確保する
湿気を避けるため、ウッドデッキと地面の間にはしっかりと隙間(床高)をとることが大切です。束石や基礎ブロックを使って、直接地面に接しないようにしましょう。
●3-2. 積雪対策と排水設計
岩手では、雪が多い冬にデッキに積雪が長く残る可能性があります。床板にすき間を設けて排水性を高めること、頑丈な構造にすることが重要です。
●3-3. 定期メンテナンスとその内容
天然木の場合は1〜2年ごとの防腐塗装が基本です。樹脂木材の場合も、春と秋の汚れ落としや雪かき時の傷つけ対策が必要です。特に、デッキブラシや中性洗剤を使った定期清掃が効果的です。
4. 新築時にウッドデッキを設置するメリット
新築時にウッドデッキを一緒に計画することで、以下のような利点があります。
・建物と一体感のある設計が可能
・配線・給水などもスムーズに準備できる
・外構全体のバランスを最初から考慮できる
後から増設するよりも費用面でもお得になることが多いため、早い段階での検討がおすすめです。
5. まとめ|岩手で失敗しないウッドデッキ選びのポイント
岩手県でウッドデッキを検討する際は、気候に合った素材と施工法を選ぶことが最重要です。耐水性・耐久性に優れた樹脂木材やハードウッドを使い、地面との距離確保・排水設計・積雪対応といった施工にも注意を払いましょう。
新築時に計画しておくことで、住まい全体の満足度もアップします。ウッドデッキは「屋外のリビング」として、暮らしに豊かさと彩りを加えてくれる存在です。
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