「収納が多いと良い」は間違い?暮らしやすい家のための“ちょうどいい収納計画”とは

公開日:2025/10/16(木) 更新日:2025/10/11(土) 家づくりのこと

「収納は多いほど便利」――そんな考え方が根強くあります。
ですが、実際に家を建てた方の中には「収納をたくさん作ったのに、なんだか使いづらい」と感じるケースも少なくありません。

その原因は、“収納量の多さ”ではなく、“収納計画の質”にあります。
この記事では、新築住宅を前提に、収納計画で後悔しないための考え方とポイントを分かりやすく解説します。

【結論】

収納は「多ければ良い」ものではありません。
本当に大切なのは、“どこに・何を・どう使うか”を考えた配置とバランス
収納量だけを増やすと、住みやすさや動線を損なうケースもあります。
新築計画では、生活動線や断熱性、使い勝手を含めた「暮らしに寄り添う収納設計」が欠かせません。


【目次】

  1. 「収納が多い=良い家」とは限らない

  2. 収納を十分に検討せずに増やしたことで起きる3つの問題

  3. 暮らしに合った収納計画の考え方

  4. 成功する収納設計のポイント

  5. よくある質問(FAQ)

  6. まとめ


1. 「収納が多い=良い家」とは限らない

収納は「多いほど便利」と思われがちですが、”重要なのは“量”ではなく“配置と機能””です。
どんなに収納が多くても、使う場所から遠かったり、奥行きが深く使いづらかったりすれば、結局“使えない収納”になってしまいます。

理想的な収納は、「使う場所に、使うモノをしまえる収納」です。
リビングに使わない物の収納を増やすよりも、動線上に“必要な分だけ”設けることが、快適な暮らしにつながります。


2. 収納を十分に検討せずに増やしたことで起きる3つの問題

① 居住スペースが狭くなる

収納を増やすと、その分居室の面積が削られます。
例えば1帖分の収納を3つ追加すると、約3帖(約4.8㎡)の居住スペースが減ります。
限られた床面積の中で、どこにどれだけの収納を確保するかのバランスが重要です。

② モノをため込みやすくなる傾向

収納が多いと“安心感からモノをため込みやすくなる”傾向があります。
(※整理整頓の意識によって個人差があります)
結果的に「何がどこにあるかわからない」「物が増えて片付かない」といった悩みに繋がることもあります。

③ 動線が複雑になる

たとえば、収納の位置が生活動線から外れていると、家事や身支度の効率が下がることがあります。
収納を考えるときは、動線と“使うタイミング”をセットで考えることが大切です。


3. 暮らしに合った収納計画の考え方

✔ 家族構成とライフスタイルに合わせる

子育て世帯・共働き世帯・単身世帯など、暮らし方によって必要な収納の“場所と量”は異なります。
例えば、子どもの学用品はリビング近くに、通勤アイテムは玄関近くに――生活パターンに沿って配置を考えるのがポイントです。

✔ “距離設計”を意識する

収納の良し悪しは「モノと人の距離」で決まります。
よく使う物は手の届く範囲に、季節用品や防災用品は少し離れた場所に。
頻度別に分けて配置すれば、使いやすく片付けやすい収納になります。

✔ “見せる収納”と“隠す収納”のバランス

すべてを隠すのではなく、見せる収納で空間を演出する方法もおすすめです。
お気に入りの本や食器などをディスプレイすれば、暮らしに個性が生まれます。
一方、掃除用具や日用品は“隠す収納”で生活感を抑えると、空間の印象がすっきりします。


4. 成功する収納設計のポイント

✔ 動線に沿って配置する

「使う→しまう」が同じ動線上で完結するように設計するのが理想。
たとえば洗面室とファミリークローゼットをつなげると、洗濯・収納・着替えの動線がスムーズになります。

✔ 奥行きを浅くする

収納は“深さ”より“見やすさ・取り出しやすさ”が重要。
奥行きが深いと、奥の物が死蔵化することがあります。浅く・無駄なく使える設計を意識しましょう。

✔ 可動棚で変化に対応

家族構成やライフスタイルは年月とともに変わります。
棚板の高さを調整できる可動棚を採用すれば、暮らしの変化にも柔軟に対応できます。

✔ 照明と換気を忘れずに

照明と換気を計画的に設けることで、湿気やカビの発生を防ぎ、日常的な点検・掃除もしやすくなります。
パントリーやクローゼットにも、適切な換気と照度を確保しましょう。


5. よくある質問(FAQ)

Q1. 収納が足りなかったら後から増やせますか?
→ 壁面収納や可動棚の追加など、小規模な改善は可能です。
ただし、間取りを変更する場合は費用がかかるため、新築時に動線を考慮した収納計画を立てるのが理想です。

Q2. ウォークインクローゼットは必要ですか?
→ 広さよりも“出入りのしやすさ”が大切です。
動線上にないと使わなくなるため、「毎日の動き」とのバランスを優先しましょう。

Q3. 吹抜けのある家でも収納は確保できますか?
→ 階段下やスキップフロア下の空間を有効活用することで、十分な収納が可能です。

Q4. 理想の収納量は?
→ 延床面積の10〜15%が目安とされることが多いですが、あくまで一般的な参考値
実際には、家族の持ち物・生活パターンに合わせて設計することが大切です。


6. まとめ

収納は“量”より“質”が大切です。
どれだけ多くつくっても、使いにくければ意味がありません。
暮らしやすい家とは、「必要な場所に、必要なだけ収納がある家」。

岩手のように四季の気温差が大きい地域では、衣替え・季節用品の出し入れも考えた収納計画が重要です。
家族の暮らし方に寄り添い、“量より質”を考えた収納計画の事例もあります。
新築を検討する際は、まず「どんな暮らしをしたいか」から逆算して収納を考えてみてください。

 


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