平屋は高い?を解決|実際の建築費とメリット・デメリット

結論から言うと、平屋は同じ延床面積の2階建てより建築費が高くなる傾向があります。理由は「基礎と屋根の面積が広く必要になるため」。一般的に1〜2割ほど割高になるといわれています。
ただし、階段が不要で生活動線がシンプルになり、将来的なリフォーム費用や暮らしやすさを考えると、長期的には平屋の方が経済的な場合も少なくありません。
1. 平屋はなぜ建築費が高いと言われるのか?
まず、よくある疑問に答えます。
「同じ30坪の家を建てるなら、平屋と2階建てで何が違うの?」
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基礎工事費が割高
2階建ての場合、延床30坪なら1階は15坪分の基礎で済みます。
一方、平屋は30坪すべて基礎が必要。コンクリートや鉄筋の使用量が倍になるため、コストが上がります。 -
屋根面積が広い
同じ床面積でも平屋は建物の「横の広がり」が大きくなります。そのため、屋根の面積も広がり、屋根材や工事費が増加します。 -
外壁面積は減るが差し引きでは高め
平屋は外壁の高さが低いため面積は少なくなりますが、基礎+屋根の増加分を補いきれないケースが多いです。
こうした理由から、2階建てに比べて平屋は1〜2割ほど建築費が高くなるとされています。
2. 平屋の暮らしやすさメリット
建築費が高めでも平屋を選ぶ人が増えているのは、次のような 暮らしのメリット があるからです。
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階段が不要
毎日の上り下りがなく、子育て中でも高齢になっても移動が楽。将来的にバリアフリー生活に自然に対応できます。 -
家族の距離が近い
すべての部屋がワンフロアにあるため、子どもの様子を把握しやすく、コミュニケーションが自然と増えます。 -
メンテナンスがしやすい
外壁や屋根が低いため、将来の塗装・修繕費用が抑えやすい。足場費用も小規模で済むことがあります。 -
耐震性に有利
建物の高さが低く重心も安定するため、地震の揺れに強いのも安心材料です。
3. 平屋のデメリットと解決策
もちろん平屋にも注意すべき点があります。
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広い土地が必要
延床30坪の平屋は、同じ面積の2階建てよりも建物の占有面積が大きくなります。
解決策:60坪前後でも工夫次第で平屋は可能。中庭型やL字型の間取りでコンパクトにまとめられます。 -
プライバシー確保が難しい
1階だけのため、道路や隣家からの視線を受けやすいです。
解決策:塀や格子、中庭を設けることで視線をコントロールできます。 -
冬の暖房費が高くなる?
建物の形状次第で、暖房効率が悪くなる場合もあります。
解決策:高断熱サッシや断熱材、全館空調を組み合わせることでむしろ効率的にできます。
4. 平屋と2階建ての費用比較(シミュレーション例)
延床30坪の家を想定した場合の概算です。
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2階建て(延床30坪/1階15坪+2階15坪)
建築費:約2,200万円〜2,400万円 -
平屋(延床30坪/1階30坪)
建築費:約2,400万円〜2,600万円
初期費用では平屋が200万円前後高い計算になります。
ただし、将来のリフォーム・光熱費・バリアフリー改修を含めると差が縮まり、ライフサイクルコストでは平屋が有利になるケースも多いです。
5. よくある質問(FAQ)
Q. 平屋だと光熱費はかかりますか?
→ コンパクトに設計すれば、暖冷房効率が良く、省エネ住宅にしやすいです。断熱性能がカギです。
Q. 老後の暮らしに向いていますか?
→ 階段がないため、移動の負担が少なくなります。介護が必要になっても導線がシンプルで安心です。
Q. 子育て世代でも平屋は人気ですか?
→ はい。子どもが常に目の届く範囲にいることから、共働き世帯を中心に選ばれるケースが増えています。
6. まとめ|建築費だけでなく「暮らしやすさ」で考える
「平屋は高い」と言われるのは事実ですが、建築費だけで判断すると平屋の本当の価値を見誤ります。
階段のない安心感、家族のつながりやすさ、将来的なリフォーム費用の軽減など、暮らしやすさと長期的なコストを考えれば、平屋は合理的な選択肢になるのです。
岩手のように冬の寒さが厳しい地域でも、断熱性能を高めれば快適に暮らせます。
「建築費」と「暮らしやすさ」を天秤にかけながら、ご家族のライフスタイルに合った住まいを選ぶことをおすすめします。
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